これからメタバース上で活動していこうと考えると、メタバース上で活動する自身の分身ともいえるアバターを作成することになります。そのとき、アバターの名前をどのように決めるべきかという話題です。
これには、正解はありませんので考え方の一つとして参考程度に捉えてください。
個人で楽しむためのアカウント
個人で楽しむだけであれば、自由に名前を決めても大きな問題にはならないでしょう。しかし、今後メタバース上での活動が履歴書のように扱われ、アバターでの活動が評価の対象になる時代がやってきた場合、変な名前で活動しているとちょっと恥ずかしいですよね。
個人用のアカウントと仕事用のアカウントに分けて利用するのも一つですが、仕事用に新しく作ると何も実績のないアカウントになってしまいます。
会社で登録するアカウント
これは、会社側の方針にも依るでしょう。
その会社に所属する間だけ活動することが許される場合、退社したときには、そのアカウントも使えなくなることが予想されます。
会社から貸与されるメールアドレスなどは会社のものですが、メタバース上のアバターの扱いはどうでしょうか。自身の分身と捉えるなら、分身として活動してきた人格を失うことになります。
また、会社の決まりによっては、後継者がそのアバターを引き継ぐなんてこともあるかも知れません。公式Twitterアカウントの中の人が変わるのとは訳が違うと考えています。
それは、そのアバターで築いてきたフレンドとの繋がりも後継者に引き継ぐことになります。メタバース上での関わり方は、今までのビジネスの関わり方とは大きく異なりますので、「名刺や連絡先を引き継いだ」ということではないと感じます。
オープンワールドで活動するアバターの活動実績って誰のものなんでしょうか。
ではどうするのがよいか?
これは個人的な考え方ですが、メタバースとは言え、所属するコミュニティごとにそれぞれ別人格を作るのは心が疲弊しますし、管理しきれるものではないと思います。
自分の管理能力では、「プライベートな自分」と「ちょっとオフィシャルな自分」ぐらいが限界です。あくまで、自分中心に考え、会社やコミュニティの単位で考えないことです。
最近では、複数の会社や個人で活躍することも多くなってきています。メタバース上でビジネスをする場合、その傾向はより強くなるでしょう。
そのときに、会社毎にアカウントを使い分けるのは効率が悪いと思います。
(多重人格など特殊な事情を除き)リアルな世界の人格は一つです。会社に入社したからと言って、名前の一部に会社名が入ることはないでしょう。私はメタバースの世界でも同じだと考えています。「メタバース上で活動する人がその会社にJoinした。」ってだけです。なので、その会社を抜けるときにも活動の実績を失うことはありません。
(会社で作成したワールドなどは置いていきます)
私の場合
私は、「オフィシャルな自分」として、「タニーニ」という人格を作りました。この人格でヤッタログの活動もしますし、別のコミュニティでの活動やオンラインゲームもします。
リアルな私を知っている人から「タニーニさん」と呼ばれるのはちょっと恥ずかしいのですが、それは慣れていくしかないですね。
社内のメタバース会議でも「タニーニ」で参加します。あくまでも「タニーニ」はあだ名のようなものなので、社内会議では本名で呼んでいただいても構いませんが、社外の人も一緒の場では本名で呼ばれるのはNGです(笑)
これは、周りも含めてそういう習慣にならないといけないですね。
芸能人が芸能活動をするときに芸名を使うことに似ているかも知れません。