最近になって各地で耳にするようになったメタバース。なんとなくは分かるけど、一体どういうものなのか少し考えてみました。
メタバースは新しい概念ではないようです。仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の分野はiPhoneの登場と同時期ごろから使われているようです。もちろん、研究はそれよりも以前から行われていたと考えられますが、3Dグラフィックをリアルタイムに表示できるパソコンのスペックが追付いてきて、やっと実用的なレベルになったのだと思います。
具体的にはどういうものか。というと、メタバースには明確な定義はなく漠然とした概念です。アバターを介して仮想現実の世界で交流したり、仕事をしたりコミュニケーションを行うことができるオンライン空間と言われることが多いようです。
そのオンライン空間で何をするかはメタバースとは関係なく、その空間そのものがメタバースと呼ばれます。
ある種の目的が定められたフォートナイトや動物の森などのゲームもメタバースと言われていますし、特に目的がなく空間だけが提供されており、そこでさまざまな世界を作ることができるclusterなどのプラットフォームもメタバースと呼ばています。
その空間にアクセスするためにはPCが必要ですが、VRヘッドセットを使うとPCのモニターでは得られない没入感があり、その空間の中に存在しているという実感が得られると思います。
この空間は現実と異なりますが、現実のお金をつかった取引などがあり、現実世界と結びついた経済が発生しています。
このメタバースと呼ばれる空間が身近になってきた今、どのように触れていくのがよいかを研究して情報をお届けしたいと考えています。