メタバース活用術

MatterPortのサンプルをDOORに上げる

メタバース

 前回の記事で、MatterPortの話をしたのですが、そのデータをどうやってMetaverseに展開するのか? ということで、MatterPortが提供しているサンプルをblenderで変換してDOORに上げます。ちなみに、3Dソフトは昨日(2024/1/30)はじめて触りました。

欲しいデータはOBJ

 MatterPortは様々なアセットがダウンロードできるようになっています。今回欲しいのは「OBJ ファイル – Matterpak™ バンドル」です。ちなみにエリアターゲットに使うのもこのデータです。

※MatterPortのWebサイトより引用

サンプルをゲットする

 この案内に従ってダウンロードします。私は「MatterPak™ バンドルを入手する 」から、入ったので、アカウントを作ったのですが「サンプル」と書かれているところからダウンロードすることもできます。いつもながら迂闊です。

 ダウンロードしたのは上記のお洒落なオフィスです。

blenderに読み込む

 データの中にobjファイルが入っていますので、「ファイル」からインポートします。blenderの使い方はメタミタニさんのblenderシリーズがよいです。

スターウォーズ的なモデルが読み込まれました。ひっくり返っていますが、とりあえず気にしません。いったんblender形式で保存します。

ここでDoorの制限事項を確認してみよう

 以下の要項を憶えておきましょう。アップするモデルは128M以下でなくてはなりません。(すり切り一杯はNGだと思われるので大きくても100Mぐらいにはしたい)

作成するルームの容量に上限はありますか?

ルームの容量制限は、128MBとなります。

シーンを公開する際には、下記の観点でパフォーマンスチェックが実施されます。
・ポリゴン数:50,000個以下
・マテリアル数:25個以下
・テクスチャ:256MB以下のRAMのテクスチャ
・ライト: 3つ以下(アンビエントライトと半球ライト除く)
・ファイルサイズ:16MB以下
※モバイルデバイス利用を考慮したものであり、1つの目安としてお考え下さい。

DOORにアップロードできるファイル形式はなんですか?

以下のファイル形式、URLに対応しています。
– 画像(.png、.jpeg、.gif)
– 動画(.mp4を推奨、YouTube・Vimeoなど動画サイトのURL)
– Webリンク(URL形式)
– PDF(.pdf)※
– 3Dモデル(.glb)

※PDFはルームに直接アップロードする場合のみ有効。ルームレイアウト機能のプロジェクトでのアップロードは不可。

DOORよくある質問より

ではGLB形式でエクスポート

 ファイル→エクスポート→GLTFバイナリを選び出力します。実はここで失敗しまくりました。3KBなどのファイルが出てしまう現象に見舞われました。そして何故かわかりませんが、うまく行くようになりました。とりあえずデフォルト設定で出しました。容量「85M」制限以下です。

DOORに入れる

 ルームレイアウト機能でアップロードします。「新しいシーン」を選択し「空のシーン」を使います。空だって言ってるのに、壁と床があるので消します。ブラウザベースで3Dソフトのような画面が出てきます。さすがNTTさん。

 そこに先ほど出来たファイルをドラックアンドドロップで入れます。

わけのわからないところに出ましたので、調整します。ステータス欄を触ります。scaleがおかしいので、1にしましょう。あとは確度やら高さを触ります。(PositionとRotation)

なんとかなりました。あとはSpawnポイントで、初期位置を調整します。

公開する

「シーンを公開」ボタンを押します。

怒られますが、気にしません。「シーンを公開」します。

 お洒落かどうかについては論議を呼びそうなオフィスが公開されました。駆け足ですが、以上です。

書いた人

Ike-Xです。Xはトランスフォーメーションを表します。未来プロジェクト推進室で、社会をトランスフォーメーションさせるための業務に携わっています。メタバースやWeb3で世の中がどう変わるのか? に興味があります。でも、まずは体験から。

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