デバイスヘッドセットメタバース活用術

VR酔いを克服したい

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VRゴーグルでメタバースに入ると酔う。どうやったら克服できるのか?

私はスコープじゃなければそれほど酔わない

ゲームが大好きです。まだ酔いづらい3人称視点だけでなく酔いやすい1人称視点のゲームも殆ど酔わずに遊べます。1人称視点での移動シーンで酔うことがあります。この違いにヒントがあるかも知れません。

トラウマになったメタバースライブ

そもそも私が、これはしんどい無理だと思ったのは、 メタバースでライブをする実証実験に被験者として参加したときのこと。1時間ほどのライブでしたが、立っていられなくなるほどの頭痛と吐き気、未来はこれほどまでに辛いのか? と思い、それ以降実に1年近く、スコープを付ける気持ちになれませんでした。
 ライブ自体はもちろんすごかったです。ダイナミックなステージの変化や、他の参加者の様子などなど他では得がたい経験ができたと思います。
 参加したライブのyoutubeアーカイブ

なぜ酔うのか?

 大正製薬のページに詳しく出ています

(1)視覚(2)内耳の前庭器(ぜんていき:三半規管や耳石)(3)筋肉や関節の3つの器官から感知しています。それらの情報を脳が統合し、今まで経験・学習したパターンに当てはめて空間を認識しているのです。

しかし、ゲームの3D映像は視覚からの情報のみであるため、視覚では揺れや加速、傾きなどの空間刺激を感知していても、内耳と筋肉・関節では感知しません。これは今まで、乗り物などで経験してきたパターンとは違う新たな加速や揺れなので、脳が混乱して自律神経を乱し、乗り物酔いのような「ゲーム酔い」の症状を引き起こしてしまうのです。

大正製薬「「ゲーム酔い」はどうしたら防げる?」

 私の感覚だと「新たな加速と揺れ」が原因になりそうです。
 同じ1人称視点でも酔ってしまう事例だとヌルーッとした移動ですが、酔わないゲームだと、不思議と歩行感(自分のイメージしやすい歩行感)が合致しているのか酔いません。
 ディスプレイで見るメタバースでも酔いやすいものがあります。異様なゆっくり感、本当に少しのテンポ遅れた感じが酔いを生んでいる気がします。

今までの脳の蓄積パターンとのずれによって引き起こされるゲーム酔いですが、脳がゲームの揺れや加速をパターンとして記憶し、適応できるようになると、いずれはそのゲームでは酔わなくなります。乗り物酔いやゲーム酔いは、脳が揺れや加速に慣れていく過程で起きる副反応のようなものなのです。

そのため、ゲーム酔いを防ぐには、いきなり長時間ゲームを行うのではなく短時間から少しずつ繰り返すことで、脳をゲームの揺れや加速に慣れさせていくのがポイントです。徐々にゲーム時間を伸ばしていくことで、ゲーム酔いを防ぐことができます。

大正製薬「「ゲーム酔い」はどうしたら防げる?」

 とにかく慣れろということでしょう。

薬に頼る

 慣れるまでは、酔い止め薬に頼ってみましょう。
 試してみるのは酔ってからでも効くセンパアQT

酔ってからでも水なしで飲める

 センパアQTは、酔ってから水なしで飲めます。使うのは1日2回まで。4時間以上あけてから服用してください。1日1回の薬もありますが、飲みたいタイミングで飲めるのがよいですね。

取りだし方に注意

まず裏側の赤い部分を剥がします。普通の錠剤のように表から押してはいけません。

 よく読まずにいきなり押したので、錠剤が潰れましたがとにもかくにも口に入れればよいです。甘苦い錠剤は水なしで飲めます。

果たして効果のほどは?

 1時間程度、VRChatを散策しましたが、酔いませんでした。
 まったく違和感なし。とまでは言えませんでしたが、十分楽しめました。
 気持ちの問題もあるかも知れませんが、結論としては薬とも付き合いつつ徐々に慣れていきましょうと言うことでしょう。あと無理せず休憩しましょう。

書いた人

Ike-Xです。Xはトランスフォーメーションを表します。未来プロジェクト推進室で、社会をトランスフォーメーションさせるための業務に携わっています。メタバースやWeb3で世の中がどう変わるのか? に興味があります。でも、まずは体験から。

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