clusterのワールドクラフトで、小汚い四畳半をつくってみたい。clusterというと、どうもキラキラ感がある。メタバースには小汚い感があってもいい。と言うことで、デフォルト素材で四畳半の路地裏アパートを作ってみました。本記事はなんとかイメージ通りのワールドを作ってみたいと言う記録です。使い方はこちらの記事をご覧ください。
実相寺監督とみなみこうせつに憧れて
目指すは、ウルトラセブンの実相寺監督作品「狙われた街」。モロボシダンと、メトロン星人が話し合いをした、あの小汚い居間です。あの雰囲気を再現できるのか? 若しくはみなみこうせつの神田川でもいい。とにかく路地裏にまだある、あのアパートの感じを出したてみたい。
とにかく部屋を作る
もちろん時間帯は夕暮れを選びます。夕日が窓から入るようにします。そして畳を敷き詰めます。四畳半の「半」のパーツはありません。重ね置きはできますので、それでカバーします。そして壁、薄そうな板壁がいいだろうということで「体育館の壁」を選びます。みなみこうせつは三畳一間ですが、余りに狭すぎるので四畳半です。小汚い感を出すときには体育館シリーズが使えます。
良い感じの窓がない
良い感じの窓のパーツがない。元は白かったであろう日焼けした布を垂らしただけのカーテンから、もうすぐ沈むような黄昏の夕日が差し込む感じを出したいのに、悩みに悩んで「モダンな掃き出し窓」にしました。とりあえず、バックとか段ボールとか殺虫剤を置いて、小汚い感を演出します。あと風鈴もつるしてみました。外に雑草を植えています。海辺の安い旅館のような風情になった……。
冷蔵庫もない
白い冷蔵庫が欲しい。黒い冷蔵庫とかバブル期の一人暮らしかよ。メトロン星人の家にはあったんだけど。仕方なしで無しにしました。とにかくとりあえず自炊はしないといけないなと思ったので、シンクとガスコンロも置きました。でもの蛇口がモダンです。何か欲しかったので、扇風機を置きました。
座布団に座れない
仕方ないなとは思うのですが、立ち話しないといけません。(追記:エモートで座れるのがあるんですね。タニーニさんの写真をみて気がつきました。)
外を作る
いろいろ妥協しつつどことなく不穏な部屋はできました。シンプルにそれだけ作って終わろうと思っていたのですが、ワールドに空白ができてしまう。よし、外も作ろう。と言うことで、外を作りました。(追記:色々隠し要素的なものも入れてます。同好の士には気持ちをわかってもらえると思います)
壁はくすんだ灰色の壁だよねということで、そんな感じの壁で覆っていきます。天井どうしよう……と言うときは階段を作って足場を組み上って蓋をします。
リスポーンポイントが壁の中
ワープしたら「壁の中にいる」です。これはいけないということで、外壁を破壊して無理矢理通路を作ります。雑草を植えて、アクセスしたと思ったらいきなり藪の中というwelcome感の薄い演出になりました。ブロック塀の上に破れたフェンスを付け、ボロ感を出します。なぜか一部鉄の壁です。何か事情があるのでしょう。
向かいの壁は工場(と言う設定)
向かいには、高い鉄の壁です。恐らく日当たりも悪いでしょう。絶えず工場の音もするのでしょう。丹念に雑草を植えます。そんな路地裏にも少しの心の慰めがあってもいいだろうと言うことで、花も植えます。
完成しました
完成しました。是非一度遊びに来てください。BGMは冒頭に貼ったウルトラセブン予告動画のBGMが格好良かったので、クラシック風を選んでいます。
痒いところが痒い
ワールドクラフトをためしてみました。改めてですが、使い方などは他の記事が詳しいので、そちらを是非ご覧ください。で、使い勝手がとても悪いと言うのが、申し訳ないが正直な感想。とにかくアンドゥさせてほしい。作り込みが進めば進むほど、うっかりパーツが取れたり消えたりとストレスこの上ない。奥のパーツが取れたら手前のパーツを外してもう一度付け替える必要がある。これがしんどい。
でも楽しい
不便はあるけど、楽しい。そこはそう言うものだと思って我慢して作れば、ブロック遊びののりで作れます。最後にメトロン星人が出て行くためのふすまをくっつけたのですが、なんかスケールがおかしい? ちょっとした打合せスペースも作りました。私の趣味が詰まったワールドです。是非お越しください。