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【Cluster】マルバツクイズができるワールドを作成してみた① 環境構築から地面の作成

メタバース

先日、KEPフェスというイベントでメタバース体験会を行いました。体験していただく中で説明だけでは面白みが足りないと思い、簡単なマルバツクイズができるワールドを作成してみました。

マルバツクイズのギミックについて

ワールドを作成するにあたって考えたのが以下のギミックです。メタバースに不慣れな方でも移動さえできれば体験できるようにしたいと思います。

  • 雲の上のような高い場所(天空城など)でマルバツクイズをする。
  • 前面に出題者が立つステージと問題が表示されるスクリーンを置く。
  • 地面に⚪︎と×の床があり、回答者はどちらか選択して移動する。
  • 回答者が分かれたところで出題者が答えを発表し、ボタンを押すと間違えた方の床が消え、いきなり落下する。いわゆる”落とし穴”。
  • 数メートル落ちたら、最初の位置に戻ってくる。

ワールド作成の準備

Clusterには”ワールドクラフト”というツールで簡易的にワールド作成する方法と、Unityで自由にのワールド作成する方法があります。今回、動きのあるワールドとなるため、Unityで作成しています。

まずはいつものお約束ですが、Cluster社が提供している”ClusterCreatorKitTemplate-master”を利用し、ワールドの最小構成から作成できる”MinimalSample”のシーンを利用します。

床の作成

まず地面となる床をざっくり作っていきます。気を付ける点はリスポーンの場所。最初にワールドに入った時や、ワールドから落下した時に戻ってくる場所としてリスポーン場所が決められています。その場所からどういった動線にするかを考慮しながら作成していきます。

まずは”MinimalSample”の、すでにある床は「Environment」−「StaticObjects」−「Plane」にあるのでコピーして配置していきます。だいたいこれぐらいの広さでしょうか。正方形に9×9の広さにしますが、マルバツクイズで落ちる穴として真ん中に2箇所もうけてます。

Colliderの設定

床はあるように見えるのですが、このままでは床は通り抜けて落ちてしまいます。そのためCollider(当たり判定)を同じように配置していきます。元からある床のColliderは「Environment」−「Colliders」−「PlaneCollider」にあるので、これを床に重なるようにコピーしていきます。

ワールドの最低高度(DespawnHeight)の設定

このマルとバツの床から間違えた人を落下させるのですが、今の状態であれば地面より下に落下すると、すぐにリスポーン場所に飛ばされます。それでは楽しくないので100mぐらい落ちてもらいます。

“MinimalSample”では「System」−「DespawnHeight」というプレハブで指定されており、

これを100下に移動させます。これで床から落ちると100m落下し続けます。

落ちてみると。。。

作成したワールドをアップロードして試してみます。

横から落ちてみるとヒューっと落ちて、最初の場所に戻されます。ただ落ちてる感がなく寂しいですね。。。何かしら演出が必要だと思うので、ちょっと考えてみます。

次回は肝となるマルバツの床がボタンを押すと床が消えるギミックを試してみたいと思います。

書いた人
hiratake

サーバやネットワークといったインフラエンジニアをやってます。本業意外にも印刷物デザインやキャラクターデザインなんかもカジってたり。メタバースの世界をクリエータ、技術者、ビジネスなど、いろんな目線で情報発信できたらと思ってます。

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