3D撮影のデータをDOORに載せたい。そのためにヤッタことの記録。
MatterPortってなに?
最近3Dで「店の中を覗く」「住宅の中を覗く」と言ったコンテンツを見たことありませんか?
こんなコンテンツです。どうだ! 3Dだ! と言われると、いやただの360°撮影だろう? と思うのですが、こんなカメラやスマホで撮るのですが、LiDARセンサーが搭載されており、360°画像だけでなく、物体の形状も一緒に撮影しています。先ほどのコンテンツを見るときに、俯瞰の3Dが最初に出てきたと思いますが、撮影すると自動的に3Dモデルが出来上がります。
MatterPortが提供するクラウドを使えば、公開することも出来ます。360°画像が繋がって、疑似ウォークスルー(StreetViewのようなもの)を作成することが可能です。主な用途はそこです。
ARにも活用できる
しかし、MatterPortのすごさはもっと他にもあります。ARへの活用です。Vuforia(ARのSDK)と組み合わせてエリアターゲットを作成すると、本当にみんなが求めていたセカイカメラが実現します。
かつて、私も携わった狸小路商店街では、3Dで撮影した商店街のデータを使うことで、実際の商店街にいってスマホをかざすと位置に合わせたコンテンツが表示されるアプリが作られました。
ちなみに豆知識ですが、vuforiaは3Dデータを内部で処理して風景をカメラの画像解析で判断しています。写真でも認識するので、エリアターゲットのテストはグーグルストリートビューでやりました。モデルターゲットという建物を使った物体認識では、例えばお城をマーカーにした場合、写真だけでなくそのお城の模型でも認識します。
3Dデータはメタバースに使える
ARだけでなく、3Dモデルで構築されたデータですから、メタバースにも使えます。
MatterPortだけではありませんが、3D計測可能なカメラを使えば、3Dモデルを1から起こすことなく、リアルな景色を再現可能です。既にいくつか事例があります。
「ネオ日置」も実写とメタバースをうまく組み合わせた事例だと思います。(何で撮影したのかは不明)
さて、じゃあMatterPortが提供するテストデータを使って、メタバースへの展開をテストしてみます。(続きは他の記事で)