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NVIDIAのGPUのスペックの読み方

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メタバースを本格的に触りたいとなれば、やはりゲーミングPCが欲しくなってきます。しかし、そのプロセッサのスペックの読み取りはちょっと面倒くさい。前世代のGPUなのに今の世代よりハイスペックなんていうのも当たり前です。サクッと説明します。

RTX・GTX

RTX

レイトレーシング」と呼ばれる、光や影の表現、反射の表現などを美しく描写する機能を備えています。最近リリースされてるGPUはだいたいRTXです。基本、RTXの方を買いましょう。RTXシリーズがDLSSによって、ディープラーニングによって高解像度化してくれるのもポイントです。

GTX

「リアルタイム・レイトレーシング」「DLSS」非対応。少し前の製品もしくは、エントリーモデルのゲーミングPCに搭載されています。

数字の読み方

 RTX3060とかGTX1660とかの製品名ですが、アルファベットとの次の二桁が世代、その下の二桁がランクです。一番最近の世代は40系です。新しいものであれば古いものより速いかというと、速いは速いのですが顕著な違いにはならない。たとえばRTX3060とRTX2070、実はほぼ同程度です。少々乱暴ですが、一個前の世代のひとつ上のスペックと同じくらいだとお考えください。たとえば、中古品だからといっても馬鹿にできないのです。

Ti? Super? mobile?

Ti

 もっともハイスペックなのがTiです。無印よりメモリ容量が減っていること場合もあります。(RTX3060TiはRTX3060)PC本体のメモリは簡単に増設できることが多いですが、GPUはそうもいきません。その点は気を付けましょう。

Super

 無印より高性能でTiより性能が低くなります。無印とSuperの違いは体感できない程度、と言う意見もあります。

mobile

 ノートPC用の構成です。電力やらスペースやら冷却やらの都合もあるので、スペックが落ちています。(メモリが少ないとか)

そのほかのスペック

 先ほどTiはメモリが少ない場合もあると書きましたが、じゃあスペックが低いかというとそうもでなく、高速な処理ができるようにメモリバス幅(送る事ができるデータ量)のスペックが高いことで十分にカバーしています。むしろゲームではハイスペックになります。しかし、メタバース(VRChat)では、メモリ量のほうが重視されるそうですので、用途も考慮して選ぶ必要があります。

 そして、消費電力も要注意です。たとえば自分のPCでグラボを交換しようとしても、給電が足りなければ動きません。

悩んだらググる

 買う前に、たとえば2機種で悩んだら、搭載しているGPUを並べて(RTX3060 RTX2070 のような感じです)検索してみてください。細かいベンチマーク比較がすぐに出てきます。使うソフトごとのFPSを比較してくれているサイトもあります。

 急に安売りのものを見つけたからと言って衝動買いせず、いちど検索してから決めましょう。PCは値段=スペックではありません。ゲーミングPCもそうです。私は衝動買いして失敗したので泣く泣く一年ほどで買い換えました。

書いた人

Ike-Xです。Xはトランスフォーメーションを表します。未来プロジェクト推進室で、社会をトランスフォーメーションさせるための業務に携わっています。メタバースやWeb3で世の中がどう変わるのか? に興味があります。でも、まずは体験から。

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