メタバース

【Cluster】ワールドにポータルを常設したい。

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Clusterにはポータルと呼ばれる、今のワールドから他のワールドに他の人と一緒に移動できる機能があります。このポータルは設置後1分で自動的に消えますが、ワールドへ常設したいとの要望があり、公式にやり方があったので試してみました。

おすすめワールドへの動線をつくれるハブワールドのススメ─World Gateを設置する - Cluster Creators Guide|バーチャル空間での創作を学ぶなら
WorldGateを使って、おすすめワールドを紹介するハブワールドをつくってみよう!

常設のポータルはWorld Gate

常設されるポータルは”World Gate”と呼ばれるようで、特定のワールドへのみ移動します。また、ワールドクラフト機能では設置できず、Unityからアップするワールドのみ設置できるようです。World Gateとなるオブジェクトにアバターが接触すると、指定したワールドへ飛ぶ仕組みです。

Unityでワールドの準備

今回はワールドを作成しますので、”ClusterCreatorKitTemplate-master”をテンプレートとしてUnityを開始します。テンプレートの導入に関しては下記の記事をご参考に。

テンプレートで起動したら、「Assets」-「ClusterCreatorKitTemplate」-「Minimal」-「Scenes」-「MinimalSample.unity」よりScenesを読み込みます。

これでワールドの準備ができました。

すぐに使えるサンプルをダウンロードとインポート

紹介した公式ページでWorld GateとなるUnityパッケージがを配布されてますので、ダウンロードします(ファイル名はWorldGateSample.unitypackage)。ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとUnityでインポート画面が開くので、全て選択された状態でインポートボタンを押します。

インポートされると「Asset」直下に「WorldGateSample」ができます。

WorldGateの設置と設定

「WorldGateSample」-「Prefabs」にプレハブがあるのでドラックアンドドロップで設置します。

設置したWorldGateに設定をします。シーンから「MinimalSample」-「WorldGate」を選択した状態でインスぺクターの「コンポーネントを追加」を押し、「World Gate」のコンポーネントを検索して選択します。

「World Gate」のコンポーネントに移動したいワールドのIDを入力します。

パネルの画像変更

このままアップロードすれば完成ですが、、、少し味気ないので「WORLD GATE」と書かれたパネルの画像を変更してみます。透過PNGならいいのかなと、800×600の画像を作りインポートしました。元画像は「Assetts」-「WorldGateSample」-「Texture」にあったので同じ場所にしてます。

シーンから「MinimalSample」-「SignBoard」-「Image」に画像の指定がされてます。「Image」コンポーネントの「ソース画像」にインポートした画像を指定すればいいはずなんですが、横の丸を押しても差し替えたい画像がでてきません。。。

なぜかというとインポートした画像のテクスチャタイプがデフォルトとなっているからのようです。「スプライト(2DとUI)」へ変更します。

すると選択することができるようになりました!差し替え完了です。

ワールドのアップロード

メニューの「Cluster」-「ワールドアップロード」でワールドのアップロードします。何度やってもアップロードするときが一番ドキドキします。。。かなりの頻度でエラーとなったり、永遠に終わる様子もないこともあったので。今回はすんなりいきました!

ワールドの確認

作成したワールドに行ってみます。ちゃんと画像の張り替えもできてるようです。World Gateに触れてみると。。。

すぐにワールドの読み込み画面が出て、移動が開始されます。あれ?ポータルは「移動しますか?」みたいなことは聞かれたような。。。まぁ、よしとしましょう!

まとめ

公式の情報を参考に、意外と簡単に設置することができました。これでいくつか設置してポータルハブのワールドができますね!気になった点は普段のポータルとは違い、確認せず飛ばされることとぐらいでしょうか。

WorldGateコンポーネントは飛び先のワールド内の場所指定もできるようです。ポータル関連では同じワールド内の特定の場所へ移動する「layer Enter Warp Portal」というコンポーネントもあるようです。ゲーム作りなど色々な用途に使えそうですね。

書いた人
hiratake

サーバやネットワークといったインフラエンジニアをやってます。本業意外にも印刷物デザインやキャラクターデザインなんかもカジってたり。メタバースの世界をクリエータ、技術者、ビジネスなど、いろんな目線で情報発信できたらと思ってます。

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