メタバース

i.human(メタバースのビジネス事例)

メタバース

 XR総合展で見てきたサービスの紹介をします。ナンバーワンソリューションズさんの「ihuman」のご紹介と、私がそのとき考えたことをご紹介します。

メタバース×Ai

 画像は、i.humanのWebサイトのメインビジュアルです。XR総合展では、右側のアバターとコミュニケーションを取ることができました。メタバース上で話し掛けることもできますが、私の場合はサイネージの中にいるアバターと話をすることができました。

アバターによる接客

 アバター接客サービスはそれなりに沢山あります(XR総合展にも出ていました)。もっと色々アバターの仕事があってもいいのでは無いか? と思うのですが、なかなかこれと言うものは出てきません。「i.human」は少し違います。

AIで受け答え

 i.humanの特徴はChatGPTとの組み合わせにあります。AIを活用することで、やり取りに柔軟性が出てきます。基本的に東京の交通情報(ビックサイトからの帰り方)を教えてくれるアバターさんでしたが、京都のことを話し掛けても受け答えしてくれます。あまり長時間試したわけではありませんが、音声認識の精度も発声の感じも自然さを感じました。

様々な活用の可能性

 パンフには、エンタメ、ゲーム、講師、教育、Vtuber、NFTと様々な活用法が提案されていました。正直NFTはよくわからなかったのですが……、他の活用の可能性は確かに感じることができました。

Aiとアバターを組み合わせたら

ゲームの村人がちゃんと応対してくれる

 たとえば、ゲームだったら「ここは○○村だ」しか言わない村人が、プレイヤーの様子やこれまでの関わり方を踏まえて、態度が変わっていく事だって考えられます。プレイヤー一人一人に違った体験が生まれます。例えばMMOでプレイ人口が少ない時間帯(早朝とか)、でもそれをユーザーに感じさせることなく、サービスを提供する事ができます。

AIと一緒に働くということ

 メタバース関連の講演を聴いていたときに、例えばAIの補助を受けながらアバターで仕事をしたなら? と言う話がありました。

 たとえば、私が別のWeb会議で話して要る最中に、他の人から連絡が来たとしても、簡単な質問であればその人への応対をAIに任せておいて、会議を続行したり、会議を一時的にAIに任せて要旨をまとめさせつつ他の応対をしたり、一方で他の場所でAIに店番を任せたり……と、AIとアバターを組み合わせることで、通常の何倍もの効率で作業がこなせるのではないか? という可能性が出てきます。

 たとえば、講師や医師なども可能性はありそうです(怒られるかもしれませんが、風邪でお医者さんにいっても、だいたい出てくる薬は一緒ですし)

 AIによる業務や応対の代替の話を聞いた当初は与太話気味でしたが、ChatGPTによってにわかに実現性がでてきています。AIとアバターと人間の組み合わせ分野はまだまだ新たな可能性がありそうです。

 

書いた人

Ike-Xです。Xはトランスフォーメーションを表します。未来プロジェクト推進室で、社会をトランスフォーメーションさせるための業務に携わっています。メタバースやWeb3で世の中がどう変わるのか? に興味があります。でも、まずは体験から。

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